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2008年12月16日 (火)

21 火雷ぜいこう ( からいぜいこう )

雷鳴の威力と電光の明知とを兼備する。
観るべくして後に合う所あり。故にこれを受くるに噬こうをもってす。こうとは合(ごう)なり。
口の間に、ひとつ が挟まっている。この邪魔者を噛み砕き合わされば通る。
刑罰を実施するのに適している。
聖王はこの卦を見て、刑罰を明らかにし、法令を整えたのである。

相場は、 火も雷も高く上る。しかれども保合って動かぬこともあり。
又この卦は否より来る交代生卦を以って高下を見るに二条あり。
一つは始め上がって後下がると見、又始め下がって後上がると見る法なり。
天底値は上卦を天上と見下卦を底値と見るなり。
動きの激しい、急騰・急落、高下繰り返し。いずれかと言えば、上げの方に勢いがあり、悪材料を克服する強さをもつ。九四のこう卦に着目。
高下定め難し。
乙 亥 : 高下の底値不締りなり。

主爻(内卦、外卦、大成卦):初爻、五爻、四爻
※六十四卦大勢の動きに対する小勢の動きとして、主爻に配する爻卦をみて(相場八卦高低変動外観)、動きの程度を考慮して判断のこと。

噬こうは、噛み合わすことである。離は上につき、震は下に動く。事物の符合する意。会合する象。両人の争論するを中に人が立って解決する意。一人強く横車を押して上下を隔てる象。故障あったものを解決する義もある。是非の得失を裁断する象。動いて明らかなる義がある。才知あってよく勉強する意。市を設けて交易する象。明君が上にあって事を分け、剛臣は下に居て勤め、君臣心を合わせて事を遂げる。日の東方より出る象。争って獄中に囚われる象。物事の仲介者となる義。万事支障があっても、よく勉励するときは、相応に事の成る時。勝負、先方の勝。

噬こう(ぜいこう)は、亨る。獄を用うるに利(よ)ろし。
彖に曰く、頤(い)中に物あるを、噬こうと曰う。噬みあわせて亨るなり。剛柔分かれ、動きて明らかに、雷電合して章(あき)らかなり。柔中を得て上行す。位に当たらずといえども、獄を用うるに利(よ)ろしきなり。
象に曰く、雷電は、噬こうなり。先王もって罰を明らかにして法を勅(ととの)う。

21  火雷噬 からいぜいごう 危うい始まり

口の中になにか堅いものが挟まって、噛み合うことが妨げられている状態。盛んな活動力はあるのだが、手強い障害に邪魔されている。この故障は口論かもしれない。現在は障害があるが後に解消する。急がず心静かに障害を取り去るように配慮すれば損はない。食事。障害。言いにくいこと。媒介を頼めば穏やかに成立。

火雷噬ゴウは(山雷頤の)開いた口の歯と歯の間に邪魔物(第四爻)があって口を閉じることができない状態を示す。口を閉じるためにはその妨害物を噛み砕く必要がある。雷鳴を表わす「離」卦と電光を表す「震」卦から成り立つ噬ゴウは、自然界においては、たとえ障害が存在しても、否応無しに取り除かれてしまうことを意味している。歯を力強く噛み締めることによって口を閉じるのに邪魔になっていた物が除かれる。同じように嵐は電光と雷鳴で、自然界の高まっていた緊張を取り除く。そして社会を乱す犯罪や政府に対する批判は法律と刑罰によって取り除かれる。火雷噬ゴウが表すのは訴訟であるけれども、天水訟が民事訴訟を表すのに対しこちらは刑事訴訟を表す。

噬ゴウは成功を導く
正義が執行されるのによい

集団の和を乱す存在があるとき精力的にそれを噛み砕く、すなわち取り除くことが成功への道である。これはどのような状況においても真理だ。和が乱れるとき、その原因はいつも告げ口屋や反逆者がいることだ。そういう者たちが干渉したり妨害したりすることが不和の原因なのだ。後々まで悪い影響が残ることを避けたいなら今すぐに断固たる処置をとるべきである。これらの故意に行われる妨害行為は決して放置しておいて自然になくなるものではない。

それらを防いだり取り除いたりするには断固裁決し処罰する必要がある。しかし、それにはやり方が正しくなければならない。火雷噬ゴウを構成するのは理解力を表す「離」と憤怒を表す「震」である。理解力には様々な視点からものを見る柔軟性が伴うが、憤怒は直線的な感情で融通が利かない。人を罰するとき頑固で憤激した態度は激しすぎて相応しくない。一方、柔軟で物分りが良すぎるのも弱腰で相応しくない。震と離が一つになって初めて適当なあり方だと言える。火雷噬ゴウは、処断を下す人(第五爻が表す)が元来は物分りのよい柔軟な人なのだが、その立場上厳しい処置を下すので、そのため人々の尊敬を集める場合を表す。

雷鳴と電光
火雷噬ゴウの表すイメージである。
歴代の王らは
明知をもって処罰を下すことにより
法律を厳しく執行した。

処罰とは、法律を個々の件に適用することによって行われる。しかしながら、処罰の基には厳然として法律があるのもまた事実である。犯罪も個々の事情によって適用される刑罰の厳しさに手心を加えることはありうるが、その辺りを決める際大切なのは柔軟な理解力である。このことが「離」の雷光で象徴的に示される。一方、法律というものは正しく刑罰が適用されることによって初めて成り立つ。この卦において「震」の雷鳴の恐ろしさがこのことを象徴的に示している。柔軟な理解と激しい厳しさがともに良く働いてこそ人々の間に法とその適用に対する尊敬の念を引き起こさせるのだ。決して脅して従わせるだけの刑罰のための刑罰であってはならない。社会において、もし法の適用に際して柔軟に理解することが欠けたり、あるいは刑罰の執行に際して怠慢であったりしたらさまざまな問題が起こるはずだ。法律に対する信頼を確かにする唯一の道は、それを公明正大なものにすると同時に刑罰の執行を迅速確実にすることだ。

21. 火雷噬嗑(からいぜいごう)天卦:離 地卦:震司法 刑罰 東方に日の出の象

連体の阻止 もつれ事を解く 会合
符号する 是非得失を裁断する 事の是非を取り決める
養う 交易 闘争
才智ありよく勉強する 囚獄

・真中の人が上と下の人々に強行に迫っている。
・商売は初め困難でも、正々堂々と積極的にやって行けば儲かるのである。
・往々に刑事問題が起こる事がある。
・好物に毒がある。
・商売は昼忙しく、夜は静かになる。
・人に騙され易い。
・失物は物の間に挟まれている。
・色情問題がある。

火雷噬嗑(からいぜいこう) †

  炎のように情熱的に、
  雷のように鮮烈に生きる

■議論好きでアグレッシブな生き方 †

火雷噬嗑(からいぜいこう)のあなたは、とても芯の強い人です。
正義感が強く、自分の信念を貫くためならとこん頑張れる人なのです。

といっても、わがままなわけではありません。
周囲の理解を得るため、時間と手間をかけてひとずつ紐解くように論理を展開していきます。
まりの人たちは、一生懸命なあなたの熱意に圧倒れてしまうでしょう。

火雷噬嗑(からいぜいこう)の人は、議論好きでもあります。
趣味の話、仕事の話など、こだわり派のあなたは話始めたらキリがないでしょう。
会社などでは、「論客」として知れ渡っているかもしれません。

刺激を欲し、血気盛んな火雷噬嗑(からいぜいこう)のあなたには、何もない平穏な時間が苦手です。
休みの日に一日中、ぼーっと過ごすことなど、耐えられないことでしょう。

■正義感と体力を生かした仕事を †

正義感の強いあなたには「正義を守る」仕事がぴったりです。
警察官、ガードマン、自衛隊など身体を張った仕事で活躍できるでしょう。
裁判官や検察官など、悪を裁き、市民のために存在するような仕事でも実力を発揮できます。

会社員として勤務する場合、ささいなことで議論をふっかけ、人間関係を台なしにすることのないよう注意が必要です。
特に「腹黒い」といわれるようなタイプの人とはソリが合わないでしょう。

あなたは、上司や同僚に、自分が尊敬できる人がいると、その能力を大幅にアップさせることができます。
あなたの中の素直な気持ちが、その人のよいところを身につけようと努力するからです。

何かというと議論をふっかけるあなたの態度は、初めのうちは異性たちから敬遠されるかもしれません。
しかし何度か話をしているうちに、彼らはあなたの純な心意気に触れ、強く惹かれてゆくことでしょう。

力強く正義感にあふれる火雷噬嗑(からいぜいこう)のあなたは、異性からとても頼りにされるタイプです。
女性も姉御肌の人が多いでしょう。
そしてあなたは、愛する人を全力で守ろうとします。

このような関係をずっと維持できれば問題はないのですが、あなたの場合、一度議論を始めると大変です。
理解を示してくれるまでとことん説明しようとするのです。
たとえ相手がその話に飽きたとしてもやめようとしないでしょう。
この強引ささえ気をつければ、家庭は円満です。

ゆくゆくは、たとえ夫婦が単身赴任などでお互い離ればなれになろうとも、信頼を失わないすばらしいカップルになれます。

セックスに関しては、かなり強引なところがあります。
征服欲が強く、性欲や体力が十分あるので「夜の帝王」の異名をもらうほど有名になるかもしれません。

■刺激を求めるのもほどほどに †

恋愛でも仕事でも常にアグレッシブに生きる火雷噬嗑(からいぜいこう)は、周囲の人たちの注目の的となるでしょう。
しかし、刺激を求めて熱くなりすぎるのもほどほどにしないと、あなたの実生活に支障をきたします。

興奮を鎮めるには、性欲を発散させる必要がありますので、性生活がカギとなります。

■財運 †

人のアドバイスを聞くより、自分の思うとおりに積極的に行動することが財運アップにつながります。
スタートは苦しむかもしれませんが、人と違う方針をとることで、最終的に大きな利益につながります。

21火雷噬コウ(からいぜいこう)

【キーワード】かみくだく

〔大意〕噬コウは「噛(か)みくだく」「噛み合わす」という意味です。いずれにしろ噛(か)むのですから、積極的な行動をしなくてはならない。この卦は、現状を打開する必要があり、そのためには大いなる努力が必要だということを暗示しています。

同時にその行動は公正、正義に基づいていなくてはならない。そうでなければ現状はより悪い方向へと傾斜していくでしょう。現状打開という点で、もっとも大きな問題は習慣です。多くの良くない状態は、悪い習慣によって形づくられている。いまはそれを打破することが必要なときです。

習慣の大切さについてマーフィー博士は次のように述べています。「習慣は潜在意識に大きな影響を与えます。良い習慣を身につけなさい。良い習慣は良い人生の道案内をしてくれます」
実際にわれわれの思考も行動もその大半は習慣の産物です。習慣は第二の天性といわれるのはそのためです。しようと思っていてもすぐにそれができないという怠惰さは身についてしまえば、その人の悪い個性となり周囲に迷惑をかけます。

この場合、それが良くないことを知っていても何の役にも立ちません。その習慣を改めるしかないのです。では悪い習慣から脱却するにはどうしたらいいか。それは悪い習慣に対する否定的イメージを描くことではなく、その習慣を克服した自分の良いイメージを描くことです。あせって克服しようとするよりも、何も考えずに具体的な行動をしてみることです。固い食べものを食べるには、噛みくだかなくてはならない。それがいやだといって食べないでいればいつしか本当に噛みくだくことができなくなってしまう。いまは肯定的イメージで具体的に行動することがいちばん大切なときです。

初9―あなたの片足が罪をおかさせるなら、それを切り捨てなさい。
二6―ものを識別する能力を身につけなさい。
三6―悪意、皮肉、敵意、批判、憎悪といった心の毒から身を遠ざけなさい。
四9―あなたはまだ自分の知らない良いものがあることを信じなさい。
五6―固い食物は善悪を見分ける訓練をへた者が食べるべきである。
上9―現状に固執していると損失と失敗を招くだろう。


火雷噬嗑

噬嗑(ぜいこう)は亨る。獄を用うるに利ろし。
○彖にいわく、頤(い)中に物あるを、噬嗑という。噬(か)み嗑(あ)わせて亨るなり。剛柔分(わか)れ、動きて明らかに、雷電合して章(あき)らかなり。柔、中を得て上行す、位に中らずといえども、獄を用うるに利ろしきなり。
○象にいわく、雷電あるは噬嗑なり。先王もって罰を明らかにし法を勅(ととの)う。

「噬嗑は噛むなり」と注しています。古典に須佐之男命(すさのおのみこと)が天(あめ)に参上られた時に、日神はその悪心があることを疑われました。須佐之男命は「僕(あ)は邪(きたな)き心無し」と玉を噛んで
五男神を吹生され、その心が清明きことを証明されました。是咀噛して通じるものです。

 木に属します。 観て後必ず噬嗑。讒に遇うこと卒時に来る。父子兄弟中絶。心身寧からず・嗔(いかる)。        家を亡し財を失う。免れ難い訟にて身を亡します。口に盍(ふたする)。色難。一家不和。養子。狐窺。喰合。   頤中に物有り。言を出す出さずの間。正理を説けば上下合います。威勢。

 天 少雨。雷。四方雲。

  旅 伴有れば吉。多ければ凶。 争談事は吉。

  売 人に知れないようにすれば吉。人に逆って利があります。

  願 叶う・叶い難い。

  失 南東。悪品は得ることができます。

  婚 凶

  産 後の悩があります。女子。

  疾 気より発します。身体痛。痰。疼積。熱。逆上。腰足がだるい。寒邪破られます。
    腫物。脾腎。表熱口病、凶。公事心痛より発します。肝積。産は驚き有り。

  邪 死霊。甚しく障りがあります。 十四日の霊。 四爻 水論老女の死霊。役人捌方悪く
    下の恨みを受ける。公事入牢人の死霊。子孫を絶えず思う故に家に不和が来る。
    五爻 天神の咎。

     この卦を得た人は事のよく理義に合うこと、噛合すごとくであれば吉。これに反すれば凶。


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